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建設経済新聞社
2018/07/06

【京都】歩行者自転車の通行空間分離 烏丸六条付近の整備形態示す

 第2回国道24号烏丸通歩行者・自転車通行安全協議会が5日、近畿地方整備局京都国道事務所で開催。国道24号烏丸通の五条〜七条間で計画する歩行者・自転車利用者の通行空間の分離(明示)などについて、整備方針及び想定する整備形態(素案)を京都国道事務所が示した。
 烏丸通の五条〜七条の前後は京都市管理の区間で、東本願寺前は市管理の道路となり、主に東本願寺の観光利用がなされている。国・京都市が連携して烏丸通を一連の道路として歩行者・自転車利用者の安心・安全に寄与する通行環境整備を進める必要があるとし、国管理区間及び京都市管理区間は可能な限り整備形態としても連続することが望ましいとした。
 対象区間のうち標準的な区間(代表区間)として烏丸六条付近の整備形態(素案)を提示。自転車利用者の通行空間の分離(明示)方法として、案1(自転車道(双方向))、案2(自転車道(一方通行))、案3(自転車専用通行帯)、案4(車道混在)の4案について、メリット・デメリットをまとめた。またバス停部及び荷捌きスペース形状について、バス停はスレート型、交通島型、バスベイ型の3案を提示し、メリット・デメリットをまとめた。
 今後は、8月末頃のワークショップで整備形態(素案)を示し意見交換する。その後、9月下旬頃の第3回協議会で特性に応じた区間分けを行い、各々の区間で整備形態の選定を諮る。また社会実験の実施内容の決定を諮る。11月〜12月に自転車走行空間の現地試走の社会実験を行う。
 社会実験の結果を踏まえ、12月の第4回協議会で整備形態の決定を諮り、ソフト対策案の提示を行う。31年2月頃の第5回協議会でハード・ソフト対策を含めた対策推奨案の決定を諮る。31年度以降に整備形態(推奨案)を公表する。
 なお京都国道事務所は、国道24号烏丸通自転車通行環境設計他業務について、建設環境研究所に委託した。