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鹿児島建設新聞
2018/07/16

【鹿児島】谷山土地区画整理/都計道路に着工、駅周辺は変更

 鹿児島市は、谷山地域の3地区において土地区画整理事業を行っている。そのうち、第三地区で2018年度から工事着手する。都市計画道路153mの築造をはじめ、建物移転24棟などを予定。また、谷山駅周辺地区では建物移転協議に応じてもらえない状況があるため、事業計画の見直しも検討していることが分かった。市議会で平山孝議員(無所属)の個人質疑に坂元浩建設局長が明らかにした。
 第三地区の施行面積は約34.9ha、平均減歩率は約23%。事業期間は11〜27年度までで、総事業費は248億円。18年度末進捗は4.1%を見込む。
 事業費は、建物移転(1198棟)に201億1000万円、幹線街路(1632m)に4億5000万円、区画街路(9817m)に7億7000万円−など。関連する公共下水道事業では、雨水に9億7000万円(2.2km)、汚水に9億4000万円(18.6km)などを充てる。
 18年度に6億8104万円を計上しており、着工するほか、建物調査や区画道路の詳細設計を委託。仮換地指定率は約17%(5月末現在)で今後も個別に補償協議を進める。
 駅周辺地区は13億6478万円を充て、都市計画道路南清見線外1線(186m)を築造。建物移転は5棟で進めるほか、永田川沿いで区画道路擁壁100mも予定されている。
 ただ、建物移転協議に応じない権利者がいるため、南清見諏訪線の工事概成や周辺区画道路、宅地整地ができない状況にある。
 第二地区は、19年度に出来形確認測量と換地計画等の作成、20年度は換地計画の縦覧を行い、同年度末に換地処分を予定している。


■駅前広場発注
 8月上旬から順次

 谷山駅前広場(約5000u)は路線バスの停留所4台、待機場1台。タクシーは、乗降場各1台、待機場6台。このほか、一般車の乗降場5台、駐車場10台、身障者用の乗降場と駐車場を各1台分配置。歩道上屋や照明等の設置を行う。8月上旬から土木、建築、設備、植栽に順次着手する。