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鹿児島建設新聞
2018/07/26

【鹿児島】岩崎産業ホテル(かいもん荘跡)本館RC造5階1952u/1年半内に着工へ、最上階には露天風呂

かいもん2かいもん1岩崎産業(岩崎芳太郎社長)は、旧国民宿舎かいもん荘跡地にホテル建設を計画している。土地所有者の指宿市から用地取得に向けた最終的な手続きに入った。21日、第2回市議会定例会に土地処分の議案が提出され、27日の本会議で承認されれば、引き渡し後1年半以内での着工が見込まれる。本館の建物規模はRC造5階建て1952uで、最上階にはオーシャンビューが満喫できる露天風呂を設置する考えだ。
 場所は、開聞川尻字大月5390−3外3筆(宅地および雑種地)。面積は5122.92uで取得価格は2614万5000円。
 施設配置は、海沿いという好立地を生かし、開聞岳が眺望できて景観を楽しめるように、地形の段差を有効に利用。下段にビラ棟、上段は本館となる。
 本館の施設は、1階にロビーとレストラン、2階から4階が客室で21室(宿泊人数42人)、5階は露天風呂。ビラ棟(W造+RC造)は5棟(同20人)を配置し、最大で62人が宿泊できる。
 提出議案には、開聞岳一周線道路新営事業等に関する覚書もある。締結内容は、観光振興の一環として、市道と岩崎産業が開聞山麓に所有する有料道路との接続を目指し、通行料の無料化も含まれている。
 今後のスケジュールは、市議会での可決後に跡地の敷地内にある川尻泉源(45u)を分筆し、売却物件除外とする。そのあと、所有権移転手続きを行う。契約書によれば、引き渡しを受けた日から、18カ月以内に着工することが明記されている。
 同施設は、1961年に旧開聞町が建設・開業し、宿泊施設として営業していたが、老朽化などから2007年6月30日に閉館。現在は更地となっている状態で、同市では民間ノウハウを活用し新たな観光振興拠点の創出を目指していた。

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