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北陸工業新聞社
2018/07/11

【富山】コンベンション施設整備を/呉西中枢都市圏が知事要望 

 富山県西部6市で構成する「とやま呉西圏域連携中枢都市圏」の市長らは9日、県庁に石井隆一知事を訪ね、県西部地域の中核拠点となる施設整備などを要望した。
 高橋正樹高岡市長、林正之氷見市長、夏野修砺波市長、桜井森夫小矢部市長、田中幹夫南砺市長、磯部賢射水副市長が出席。高橋市長は「圏域の強みを生かしながら将来的に発展する分野での拠点的な施設が必要」と述べ、産業・文化振興などのコンベンション施設整備を要望。公共交通では「圏域の骨格をなすのは交通網。観光客の入り込みとともに、地域内の流動を深めていく」とし、要望項目に新高岡駅への「かがやき」停車や「はくたか」の所要時間短縮、JR城端線・氷見線の活性化を挙げた。安定的な交付税措置、中山間地域における鳥獣被害防止対策も求めた。
 石井知事は、拠点施設の整備について、「どういうニーズがあり、機能を持たせるか。全県的な立場で見て、県民にとって利便性が高くなるかをしっかり議論したい」と答えた。県産業支援機関の拡充整備により、バイオ医薬品やヘルスケア製品の開発促進、デザイン交流に意欲を示した。公共交通ネットワークの活性化では、「新幹線の敦賀延伸をにらんで、お互いにしっかりと取り組んでいきたい」と述べ、駅バリアフリー化の補助要件緩和を国に求めたことを説明した。

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