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北陸工業新聞社
2018/07/10

【福井】全体発展へ次世代につなげたい/見谷貞次氏が国土交通大臣表彰/現福井県建築工業会会長/今後もいい建物をつくり続ける 

 MILKEN(見谷組)の見谷貞次代表取締役が18年度の国土交通大臣表彰(建設事業関係功労)に輝いた。氏は一般社団法人福井県建築工業会(福井市大手2丁目4−24)の現職会長でもある。
 多年にわたり建設業に精励し、関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した功績が高く評価された。
 今の率直な気持ちは「建築工業会をはじめとする関係団体のみなさまのお陰で、とても有り難く名誉なこと」と心から感謝し「業界全体の発展のために、次の世代(仲間や後輩)にも、ぜひつなげていきたい」と全体発展に向けた一つの区切りとも受けとめる。
 また建築工業会が17年に創設20周年を迎え、建築産業の進歩発展に寄与し地域社会に貢献する会目的に絡めて「今後もいい建物を、後世に残る建物をつくり続けたい。それが建築業界の社会的な義務であり、そのためにも適正な価格で仕事をすることが大切。会員企業に注文しさえすれば間違いのない建物ができると信頼を構築していきたい」などと改めて抱負を示した。「日々研さんを積み重ね、建築技術を磨きつつ、つねに新しい工法を取り入れて、新分野にもぜひ挑戦していきたい。次代を担う若い人材の育成にも励みたい」などと当面する課題と将来をも見据える。
 建築の魅力については「自分たちが携わった建築がすべて20年、30年と今後も残っていくことになる。子どもや家族にはお父さんが作ったと誇ることができ、地域に観光に訪れる方も建物が大きな目的の一つで、その期待に応えていきたい」という。建築業に携わる者の誇りとともに、まち並みや景観、地域の歴史に対する責任感もあわせて示した。
みたに・さだつぐ 61歳 福井市丸山1−1207在住 先人の功績に感謝し、後世に残す努力を改めて示し喜びを話す。

hokuriku