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建設新聞社
2018/07/13

【東北・岩手】メフォスグループを選定/北上市PFI新中央学校給食Cの整備

 岩手県北上市は、PFI(BTO)方式で整備する「(仮称)北上市新中央学校給食センター整備等事業」の公募型プロポーザルを実施した結果、最優秀提案者にメフォスグループを選定した。提案価格は48億2554万7914円だった。
 今回のプロポには同グループのほか2グループ(非公表)が参加表明書を提出。PFI法に基づく客観的評価の結果は後日公表する。
 同グループは、運営(給食)を担うメフォスを代表事業者とし、建設を行う東急建設と佐藤組、維持管理を行う東急コミュニティーと北上ビルメン、調理設備を担当する中西製作所、ファイナンシャル・アドバイザーの日立キャピタルで構成。設計・工事監理は協力事業者の佐藤総合計画が担当する。 
 同市には、中央、北部、西部の給食センター3施設があり、市内の4幼稚園と小中学校26校に対し約9000食を提供している。
 このうち、同市中野1の8の54地内にある中央学校給食センターは(S造2階建て、延べ746平方b)、黒沢尻東、黒沢尻西、二子、更木、立花、黒岩、口内、照岡、南、鬼柳の10小学校に配食している。
 築後40年以上が経過し、現行の学校給食衛生管理基準を満たせなくなっているほか、建物と設備の老朽化が著しいため、新たな施設の建設を計画した。
 新施設は、業務団地であるオフィスアルカディア北上内の同市相去町西裏1の29ほか地内9660平方bに建設。
 基本計画時の施設規模はS造2階建て、延べ約2800平方bで、黒沢尻東、黒沢尻西、立花などの9小学校と、北上、東陵、南などの4中学校に計4000食を提供。また、炊飯に関しては北部学校給食センター管轄分の黒沢尻北、飯豊など4小学校、上野、北上北などの3中学校、黒沢尻、更木の2幼稚園の計2600食も提供する。
 整備手法に関しては、整備後に市が施設を所有するPFI(BTO)方式を適用。事業者の業務範囲は、▽施設整備(事前調査、設計、建設、工事監理)▽開設準備(維持管理・運営業務を行うための準備)▽維持管理(建築物・附帯施設保守管理など)▽運営(食品検収補助、衛生管理など)―など。
 事業期間は、施設整備・開業準備期間が2020年3月末まで、維持管理・運営期間が20年4月〜35年3月末までとなっている。
 完成は20年2月を予定。同年4月からの供用開始を見込む。

 提供:建設新聞社