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建通新聞社四国
2018/07/17

【徳島】板野町 道の駅「いたの」 DBO方式で実施へ

 板野町は、(仮称)道の駅「いたの」の整備・運営事業をDBO方式(公設民営方式)で実施する方針を固め、民間事業者募集選定に向けたアドバイザリー業務をオリエンタルコンサルタンツ徳島事務所(板野町)に委託した。業務期間は2019年3月29日まで。町は今後、計画地の用地取得を本格的に進めるとともに、秋ごろから遅くても年内には事業者選定作業に着手する予定で、できるだけ早期に事業者を選定、契約を図りたい考え。
 道の駅「いたの」は、川端地区の県道1号西側敷地に計画しているもので、約4万5000平方bを造成し、農産施設や避難所施設、公衆トイレ、地域情報センター、休憩施設などを整備。21年春のオープンを目指す。総事業費は約32億円。
 造成工事詳細設計はフジタ建設コンサルタント(北島町)が担当。また、建築物の基本設計業務は阿波設事務所四国支店(徳島市)が担当している。
 アドバイザリー業務の主な内容は▽実施方針の作成や説明会開催および意見・質問への回答等の支援など「実施方針の作成」▽入札説明書や要求水準書の作成、落札者決定基準など「募集書類の作成等の支援」▽入札説明書への質問回答書や提案書審査資料の作成、選定審査支援など「事業者の募集・選定に係る支援」「審査委員会の運営支援」▽「契約締結時作業時に係る支援」−など。
 町は、16年度に策定した「国土強靱(きょうじん)化地域計画」の中で、道の駅を核とした防災・減災対策を打ち出しており、平常時は地域活性化の拠点として、大規模な災害発生時には防災拠点施設として、新しいコンセプトのシームレス(継ぎ目のない)な道の駅として整備を図る方針だ。

提供:建通新聞社