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滋賀産業新聞
2018/07/19

【滋賀】県甲賀土木 大戸川橋梁の下部工

 県甲賀土木事務所は、概算事業費100億円を見込み取り掛かっている「国道307号長野バイパス整備事業」(甲賀市信楽町、全体計画延長約6・8q)について、その事業区間で計画の大戸川橋梁(5号橋)に係る下部工1基の工事発注を10月以降に行う考えだ。
 現在のところ、総合評価での業者選定を予定している。
 大戸川橋梁については、17年度に橋台1基に取り掛かったことから、今年度から残り1基の整備に取り掛かるもので、逆T式橋台を予定し単年度での完成を目指す。完成後は、上部工(鋼製、L58・2b)整備に取り掛かり、以降同橋を工事用道路として大戸川右岸側を長野側に向かって道路を築造していく予定。
 国道307号長野バイパス(甲賀市信楽町牧・勅旨字界付近〜同町柞原)は、新名神高速道路信楽インターチェンジのアクセス道路整備として、また、渋滞緩和や地場産業の発展、地域活性化と災害時等有事の際の幹線道路確保のためとして、4年度に国庫補助事業(道路改築)の事業認可を取得。新名神信楽インターチェンジの接続箇所付近から牧・勅旨の字界付近まで、国直轄事業で整備(現道拡幅4車線化)が行なわれている「国道307号信楽道路」(延長2・9q)の先線となるもので、車道4車線のバイパスを建設する。
 牧・勅旨の字界付近で現道を離れ、西側の山中に入り、勅旨字沢出で現道と立体交差(接続無し)。東へ廻り信楽高原鉄道信楽駅前(同町長野)で県道信楽停車場線と平面交差後、大戸川沿いを南に進み、神山地先で国道422号に接続。再び山中に入り、県道信楽上野線と平面交差(同町江田)後、柞原地先で現道に戻る計画だ。幅員は、山地部では歩道の無い9b、平地部では両側歩道の15bを基準とする。信楽高原鐵道勅旨駅北西の丘陵地では、延長約800bのトンネルが計画されている。
 甲賀土木事務所では、中心部のL約3・1q(勅旨の市道勅旨田代線を延伸する形の取付道路〜長野〜神山の国道422号まで)を、緊急性が高く、より早く事業効果を発揮する『優先区間』と位置付け、また、信楽駅前(県道信楽停車場線)〜神山(国道422号)までのL約1・5qを『最優先区間』として、早期の部分供用を目指して工事を進める。なお、優先区間には計5つの橋梁架設が予定され、最優先区間にはこのうち3橋がある。

提供:滋賀産業新聞