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北陸工業新聞社
2018/07/23

【富山】アクセス向上で産業、観光振興/小杉婦中線(戸破高架橋)が開通 

 県道小杉婦中線(戸破高架橋)の開通式は21日、射水市戸破地内の高架橋北側で富山県や市などの関係者約150人が出席して執り行われた。
 施工業者主催の修祓式に続き、開通式典では石井隆一知事が「小杉婦中線は伏木富山港(富山新港)と北陸自動車道の小杉、富山西インターをつなぐ重要な路線。踏切や県道富山高岡線との交差部で渋滞するため、整備に取り組んできた」と説明し、「今年は富山新港開港50周年の節目の年で、開通により物流の面で大きな効果がある。新湊大橋や新湊マリーナ、海王丸パークを含めて、この地域は観光振興の面でも大きな可能性がある。地域が大いに発展し、県全体の発展、県民の幸せにつながることを念願している」と述べた。
 来賓として橘慶一郎衆議院議員、小俣篤北陸地方整備局長、高野行雄県議会議長が「富山新港と北陸道とのアクセスが向上し、生活、物流、観光道路として活用され、地域活性化に大きく貢献する」などと順に祝辞し、七美太閤山・太閤山高岡線建設促進期成同盟会の夏野元志射水市長が謝辞を述べた。この後、テープカット、くす玉開披が行われ、待望の全線開通を盛大に祝った。午後5時から一般供用された。
 第2期の事業区間は、射水市戸破から黒河地内の延長1000メートル、幅員(一般部)30メートル。県は04年度から整備に着手し、15年3月に一部供用。今回、全線4車線で開通した。総事業費は約67億円。戸破高架橋は、あいの風とやま鉄道線、県道富山高岡線をまたぐ橋長466・5メートル、幅員(本線部)15メートル。

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