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建通新聞社
2018/07/24

【大阪】はびきの医療C 基本設計CM業務に着手

大阪府立病院機構は、大阪はびきの医療センター(旧大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター)の建て替えに向け、基本設計のコンストラクション・マネジメント業務(CM)に着手する。整備にはデザインビルド方式を採用し、2019年度の実施設計、20〜21年度の施工、22年度中の開院を目指す。
 新病院の延べ床面積は、外来部門2575平方b、病棟部門7926平方b、診療部門4641平方b、その他1万8319平方bの計3万3461平方b。建設地は羽曳野市はびきの3ノ7ノ1。
 地下1階地上8階建てで構成し、地下には搬入ヤードや霊安・解剖室、1〜2階に外来・救急部門、3階に手術室やICUなど、4〜8階にNICUや分娩室を含む病棟を配置する。病床数は405床(一般・第2種感染症・結核)を想定している。
 概算事業費は約162億円を見込む。内訳は工事費が約130億5000万円、設計費などが約6億5000万円、撤去費が約15億1000万円、医療機器が約10億円。
 既存施設は▽高層棟(鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万4822平方b)▽管理診療棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1万2244平方b)▽放射線治療棟(同造2階建て延べ402平方b)―などで構成している。
 基本設計CM業務は公募型プロポーザルを公告済みで、7月30日まで参加表明、8月6日まで提案書を受け付ける。同月7日にヒアリングを実施し、翌8日に審査結果を公表する予定だ。
 業務では、基本設計者の選定支援や基本設計初期段階の検討、基本設計内容の確認・検証などを行う。契約期間は19年3月29日。委託上限額は1600万円(税抜)。
 基本設計の委託先は、現在選定作業を進めており、8月29日に最終審査の結果を通知する予定だ。