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建通新聞社四国
2018/07/24

【徳島】徳島県警 20棟の長寿命化計画調査開始

徳島県警察本部は、10日付で2018年度の「警察施設長寿命化計画策定調査」を開始した。委託先は工藤誠一郎建築地域研究所(徳島市)。美馬警察署つるぎ庁舎など17施設20棟を対象に調査を実施し、県公共施設等総合管理計画における個別施設計画の策定のための基礎資料とする。19年2月20日までの期間でまとめる。
 対象20棟は美馬警察署つるぎ庁舎の他、待機宿舎南二軒屋町、同与茂田、同なると、職員公舎昭和町2、同日開野はなみずき、待機宿舎領家町、職員公舎昭和町1、同昭和町3、同あづま、同浜之町、同はまゆう1、同新蔵町、同東浜、同やまもも、同のぎく、同鷲敷町、同杉谷A、同はまゆう2、同杉谷B。調査では、15年3月に策定した県公共施設等総合管理計画に基づき、警察施設の長寿命化を推進するため、個別施設計画の策定の基礎資料となる詳細な現況調査や調査結果をBIMMSに入力するなどし、保全台帳の整備を図る。警察本部は15〜17年度で県警本部庁舎など40棟の調査を実施している。
 なお、本業務では、20棟の調査の他、すでに調査を実施済みの本部庁舎など18施設22棟について、BIMMSの補正も行うことにしている。県警本部によれば、今回の調査が最終年度に当たるとしており、次年度以降は、これまで行った調査を基にいよいよ個別施設計画を策定するなど、警察施設の長寿命化を推進する運び。
 個別施設計画の策定では、施設類型ごとに決めた管理に関する考え方(総論)に基づき、施設の種別ごとに基本的な方針を決め進める。警察施設は施設類型を「警察施設」、種別を「警察本部・警察署」「宿舎」「交番・駐在所」に分類し、警察施設としての個別施設計画(県警察施設長寿命化計画・仮称)を今後まとめることにしている。
 個別施設計画の策定に向けた基本的な方針について、警察本部・警察署では、@点検・診断等A維持管理・修繕・更新等B安全確保C耐震化D長寿命化E統合・廃止F情報管理・共有G計画推進体制の構築−といった視点で個別施設計画の策定を進める。宿舎については計画的な修繕・建て替えの中で民間の資金や活力の活用を検討する。
 また、交番・駐在所については、日常の点検などを通じて維持管理と長寿命化を検討する他、すでに進めているPFIなど民間活力の導入なども踏まえた計画的な修繕・建て替えを行うことにしている。

提供:建通新聞社