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北陸工業新聞社
2018/07/27

【石川】土木施設被害額は3.4億余/7月4〜8日の梅雨前線豪雨/県議会建設委/犀川浸水区域図など公表 

 石川県議会環境農林建設委員会が26日開かれ、板屋英治土木部長は7月4日〜8日の梅雨前線豪雨に伴う公共土木施設(道路・河川)の被害状況を報告した。被害件数は全47件(うち県管理施設21件)となり、概算被害総額は約3億4460万円(うち県分1億2100万円)に上った。
 被害状況の内訳は、県管理道路が6件(被害額約5150万円)、市町管理道路15件(同1億4660万円)、県管理河川15件(同6950万円)、市町管理河川11件(同7700万円)。板屋土木部長は「国から災害復旧事業の採択を受け、早急な復旧に努める」と語った。
 一方、農林関係の被害状況については、遠藤知庸農林水産部長が説明した。被害総額は約1億8240万円で、農業関係の内訳は農地の法面崩壊21カ所(被害額約2200万円)、農道等の法面崩壊33カ所(同9800万円)など。林業関係は山腹崩壊4カ所(同1390万円)、林道の路肩崩壊等5カ所(同4540万円)としている。
 板屋土木部長は県内28河川(水位周知河川)のうち、犀川、浅野川、前川、八丁川、鍋谷川における各洪水浸水想定区域図の見直しが完了したことを報告。見直し後の対象降雨は国が示す想定最大規模の降雨(1000年以上に1回降る雨)としたことで、従来より浸水範囲、浸水深が大きくなった。また、浸水継続時間、家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食・氾濫流)の情報も新たに追加された。26日に公表、県公報や、県ホームページにも掲載している。
 このほか、白帆台ニュータウン未分譲宅地(第2期)の売却処分方針が示され、きょう27日に入札を公告する。

hokuriku