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建通新聞社
2018/07/30

【大阪】未来医療国際拠点 事業実施方針策定進む

大阪市は、北区中之島4丁目の市有地を活用した「未来医療国際拠点」の整備計画で、開発事業者公募に向けた事業実施方針の取りまとめ作業を進めている。まとまり次第、事業者の公募に入る見通し。
 市では6月、建物整備・運営事業を行う意向のある法人を対象にマーケット・サウンディングを実施し、建築計画や事業収支計画などをヒアリングした。この結果を基に、大阪府と共同で事業実施方針の策定を進めており、間もなく公表する見通し。その後、開発事業者を公募する。
 今年2月に公表した基本計画案によると、未来医療国際拠点施設は、国内外の機関と連携して患者を受け入れる「メディカル棟」と、研究や人材育成を支援する「研究開発棟」の2棟で構成。延べ床面積は計約5万平方bを想定する。
 メディカル棟の延べ床面積は約2万平方b、フロア面積は3000平方bを想定。病院の他、高度検診や治療センターなどの関連クリニック、CPC・細胞バンク、利便施設などを整備する計画。
 一方、研究開発棟の延べ床面積は約3万平方b、フロア面積は2000平方bを想定。産学連携ラボやインキュベーションラボの他、ホール・会議室・利便施設などを設置。上階は関連企業などのオフィスを整備する構想だ。
 建設地は大阪市北区中之島4ノ32ノ12の敷地面積約8000平方b。用途地域は商業地域。建ぺい率は80%、容積率は600%、800%。現状、地上建物は撤去済みだが、地下埋設物がある。施設オープンは2021年度以降になる見通し。