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日本工業経済新聞社(群馬)
2018/07/31

【群馬】安中地区活性化プロジェクトが安中土木の若手職員と意見交換

群馬県建設業協会安中支部の若手社員から構成される安中地区活性化プロジェクト(大澤卓朗リーダー)は7月26日、県安中土木事務所2階会議室で同事務所の若手職員と同プロジェクトメンバーが参加し、安中地区において初めての試みとなる監督員と主任技術者などとの意見交換会を開催した。同事務所職員、同プロジェクトメンバーともに従事している仕事に対して、誇りや魅力を感じていることが分かった。
冒頭、あいさつに立った大澤リーダーは「本日は監督員の皆さんと我々施工業者がコミュニケーションをとるための意見交換会となっている。活発な意見交換を行ってもらい、さらに人間関係を構築してもらいたい」と述べた。
宮前所長は「本日の意見交換では、建設業のイメージアップについて議論してもらえると聞いている。建設業の魅力アップを図ることが建設業の入職を促進することになり、そして、そのマンパワーが地域の安全安心につながると思う。十分に意見交換してもらい若い発想で希望を持って、未来ある建設業へと導いていただきたい」と期待を寄せた。
意見交換は、建設業のイメージやすぐに取り組めて効果が期待できるイメージアップ施策をテーマに行われた。建設業のイメージについて、入職・入社前は地元に密着しており、ものづくりに携わることのできる業種として認識されているが、入職・入社後は施工に限らず多くの調整事項があり、人間関係が非常に重要な仕事であることや人命を守る仕事であることを感じるといった意見が出た。このほか、形に残るものづくりができるということだけではなく、長年にわたって使用され、人命を守るために役立っていることや災害復旧や除雪で、地域の生活を守っていることを実感できることが仕事のやりがいにつながっているなどの意見も出た。
すぐに取り組めて効果が期待できるイメージアップ施策では、現在実施している小学生などを対象とした現場説明会に親も一緒に参加してもらうことで近隣住民へのさらなる啓発活動につながるという案などが出た。また、アピールが不足しているといった問題点を共有。引き続き、手段を模索していくため、継続して意見交換をおこなっていくことを確認し終了した。