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　秋田不動産サービス株式会社（秋田市中通五丁目１の51、久米田和太郎代表取締役）は、秋田市中通二丁目で計画している「秋田版ＣＣＲＣ拠点整備事業」（中通二丁目地区優良建築物等整備事業）の施設建築物新築工事を公告した。大手ゼネコンへの一括発注で、落札者は原則、県内に本店のある建設業者とＪＶで施工することが条件となっている。今月７日までに参加申請を提出し、今月27日に入札する。
　事業はシニア世帯や子育て世帯などをターゲットに、老後や共働きでも安心して過ごすことができる拠点を整備するもので、中心市街地優良建築物等整備事業補助金を活用する。
　新しいビルは北都銀行秋田駅前支店と秋田信用金庫秋田駅前支店の所有地（秋田市中通二丁目５の１ほか）に鉄筋コンクリート造地上17階・地下１階建て、延べ床面積約7,900�u規模で建設。建設地では現在、敷地内にあった旧施設の解体作業が進められている。
　地下は受水槽などの設備、１階は北都銀行や秋田信用金庫、２階から４階は秋田不動産サービスが商業・業務施設としてテナント貸しする予定。５から17階は60戸の分譲マンションで、５階には住戸のほかにラウンジも設ける。設計はアールアイエー・草階設計ＪＶが担当した。
　今回、公告した工事は大手ゼネコン（総合評定値1,700点以上）への一括発注で、落札者は原則として、秋田県内に本店を置く建設業者と共同企業体で施工することが条件となる。図面の閲覧は明日２日と３日で、入札参加申請は７日までにメールで行う。　秋田不動産サービスは、秋田市中心市街地活性化の呼び水として事業の検討を重ね、地域金融機関として地方創生を重要戦略と位置づけている北都銀行も、プロジェクトの趣旨を鑑み、事業の推進で連携している。
　さらに昨年４月には、ミサワホーム株式会社、秋田信用金庫を加えた４者による連携協定を締結。不動産開発事業や医療、介護・保育などのノウハウを持つミサワホームと連携することで、地域住民が健康でいきいきと生活できるまちづくりを目指す。


提供：秋田建設工業新聞社