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北陸工業新聞社
2018/08/04

【新潟】基礎知識に理解深める/日本管更生技術協が研修会 

 一般社団法人日本管更生技術協会(JPR、本部・茨城県常総市 横島康弘会長)は2日、「JPR管更生研修会」を新潟市中央区で開いた。行政の担当者やコンサルタント、建設業者の技術者ら約80人が参加し、基礎知識や技術の特徴などに理解を深めた。
 はじめに、新潟担当の渡辺論理事は「管更生は必要に迫られており、関心も高まっている」とあいさつ。引き続き、小野賀章理事長が『ストックマネジメント・アセットマネジメントに貢献する管更生』をテーマに基調講義。この中で、小野理事長は「下水道を清掃しないと、道路の陥没や地下水が汚染していく」と警鐘を鳴らした。下水道は電気や水とは異なると説明し「方向転換がしづらいライフライン。発注者、設計者、受注者は同じ目線で維持管理手法を共有してほしい」と指摘。また近い将来、建設業法の1つに管更生工事業が加わるとの見通しを示し「予算をかけずに将来を見据えた現場を把握することが重要だ」と呼び掛けた。
 その後、本管と取付管の一体化の重要性、管きょ更生工法における設計・施工管理ガイドライン、農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル、更生管収縮のメカニズムと対策方法などが解説されたほか、スルーリング工法(下水道・農水)やSWライナー工法(下水道)、塗布型ライニング工法などといった各工法の施工実績が報告された。

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