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建設新聞社
2018/08/06

【東北・福島】63億で鹿島JVに決定/富岡町特定復興拠点の解体・除染

 環境省福島地方環境事務所は、「富岡町特定復興再生拠点区域被災建物等解体撤去等及び除染等工事その1」を63億円で鹿島・三井住友建設・鉄建・飛島建設JVに決定した。
 WTO標準型・施工体制確認型総合評価落札方式の対象として7月19日に開札した結果で、同JVの評価値は2・936。このほか、五洋建設・みらい建設工業・本間組JV(入札額63億3800万円)が応札し、エム・テックは辞退した。
 福島県富岡町では、JR常磐線と国道6号沿線に囲まれた夜ノ森地区等の約390fを特定復興再生拠点区域と位置づけ、早期帰還を目指している。今回の工事は、先行除染を実施している夜ノ森公園近くの主要道路沿いを除く区域内の北側が対象。
 建物等解体は300件を予定し、立地箇所が点在するため15工区に分けて施工する。除染は、住宅屋根4万4400平方b、住宅庭等の未舗装面26万4500平方b、舗装道路9万8800平方b等の堆積物除去を行うほか、水田の表土削り取り18万7000平方b、森林の堆積有機物除去17万5800平方b等も実施。
 除去土壌等の量は約3万8900立方bを想定し、町内の小良浜仮置場と深谷仮置場に搬入する。工期は2019年3月15日。

 提供:建設新聞社