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建通新聞社
2018/08/07

【大阪】JR〜阪急間のトンネル設計委託へ

大阪市は、阪神高速道路との合併施行方式により整備する「淀川左岸線2期事業」について、阪神高速池田線以東のトンネル設計を委託する考えだ。発注方式や詳しい発注時期は現在検討している。同事業では、第3四半期に初弾となる本体工事の発注を見込んでいる。
 2期区間は、大阪市此花区高見1丁目〜北区豊崎6丁目までの全体延長約4・3`。淀川堤防と一体型の本体地下構造4車線、幅員22bとなる。全区間本体は開削トンネルで施工する。道路上面は歩行者専用道路や緑地を整備し、環境や景観に配慮する。
 2018年度は、本体工事の他、阪神高速池田線以東のJR神戸線〜阪急電鉄間のトンネル設計に着手する。同区間の延長は約1400b。これ以東についても、市はいくつかの区間に分けて順次委託していく計画。JRや阪急電鉄の線路と交差する部分については、鉄道事業者と協議して委託方法を決定する。
 本体工事の発注方式は総合評価高度技術提案型一般競争入札。工期は61カ月間を見込んでいる。施工場所は福島区海老江3〜6丁目。詳細は明らかにしていないが、昨年度詳細設計を終えた国道2号〜阪神高速池田線までの延長約800b区間での施工が見込まれる。設計はエイト日本技術開発(大阪市淀川区)が担当した。
 これより以西、始点付近のトンネル設計は、阪神高速道路がオリエンタルコンサルタンツ(大阪市北区)に委託して進めている。同区間の工事発注については、市、阪神高速のどちらになるか、また発注時期に関しても検討中としている。