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建通新聞社(東京)
2018/08/08

【東京】都 諏訪四丁目団地基本設計を九段に

 東京都都市整備局西部住宅建設事務所は「都営高層住宅多摩ニュータウン諏訪四丁目団地(仮称)基本設計」を九段建築研究所(千代田区)に委託する。プロポーザル方式で選定し、8月7日に同社の見積もった1911万6000円(税込み)で契約することを決めた。老朽化している多摩ニュータウン諏訪団地の一部を取り壊し、2期に分けて5棟計約600戸の住宅を新築する計画。8日に随意契約を結んで設計作業をスタートさせる。
 建て替えの対象は都営多摩ニュータウン諏訪団地(多摩市諏訪4ノ1045他、敷地面積約16・5f)。既存の住棟は5階建てと11階建て(構造は鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリート)の41棟・1548戸で構成しており、店舗や公益施設も配置している。1969年と76年に完成した。
 このうち諏訪四丁目団地として建て替えるのは、69年に完成した4―1―1〜4―1―7号棟の7棟計310戸。第1期として1〜3号棟の3棟計130戸を解体し、新たな住棟を建設。第2期で4〜7号棟の4棟計180戸を解体し、残る住棟を新築する。
 2期にわたり建設する新たな住宅は鉄筋コンクリート造で、5棟計約600戸の規模を想定。付帯施設として集会所や駐車場、駐輪場、ごみ容器置き場などを配置する。
 事業区域面積は第1期が約1万3500平方b、第2期が約2万1000平方b。用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。敷地の条件や法令上の制約などを踏まえ、最適な施設配置や規模、大まかな事業スケジュールなどを固める。基本設計の履行期間は110日間。

提供:建通新聞社