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建通新聞社(静岡)
2018/08/10

【静岡】静岡県富士宮市 小中学校普通教室にエアコン

 富士宮市は、全小中学校の普通教室に約15億円を投入し、エアコンを設置することを決めた。8月2日に開かれた定例の市長会見で明らかにした。2019〜20年度の2カ年で100%の設置率を目指している。19年度に約半分の校舎で設置し、20年度に残りの半分を設置する予定だ。
 19年7月には約半分の校舎でエアコンを稼働できるように、19年2月の補正予算で、設置工事の事業費を計上する方針だ。
 計画によると、35校412教室に設置する。18年度は、事業費がかからない調査を進める他、熱源(電気またはガス)や機器の選定、高圧受変電設備の状況、効率的な管理手法などを調査するため、関係予算を9月補正で確保する見通し。
 調査の結果を基に今後のスケジュールなどを具体化するが、教室の大きさや各地域の状況に合せて熱源や機器の選定、各室の設置数などを決めていく。
 連日の猛暑で熱中症による搬送者が多くなっているなど、教育環境の向上が目的。須藤秀忠市長は「普通教室には、扇風機を全教室に設置しているが、もう扇風機では間に合わない。早く、短い期間で設置する」と述べた。
 なお、現在、普通教室へのエアコン設置は5教室で、全体の1・2%。将来的には特別教室(理科室、音楽室など)にも設置する予定で、その場合は約33億円が必要になると想定している。



提供:建通新聞社
(2018/8/10)

建通新聞社 静岡支社