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建通新聞社(東京)
2018/08/20

【東京】都 住吉水門取付部に護岸、設計を委託

 東京都建設局江東治水事務所は「隅田川(佃大橋上流左岸)防潮堤耐震対策詳細設計」業務をサンテックインターナショナル(江戸川区)に委託した。住吉水門前後の取り付け部に護岸を整備するとともに、近接する仮係留施設を撤去し新たな係留施設2基を設置するための設計を年度内に取りまとめる。
 隅田川のうち佃大橋上流左岸の住吉水門(中央区佃1丁目)の取り付け部で、上流側延長10bと下流側延長10bに自立式特殊堤による護岸を整備する。軟弱地盤上にあることを考慮して構造を検討し、施工性や工事費、工程などを比較検討して最適な構造を絞り込む。
 また、同水門の下流側に設置している仮係留施設1基を撤去し、さらに下流側に係留施設を2基整備する。桟橋に係留杭を設置する形式を想定しており、水道や照明など付帯施設を含めた設計をまとめる。
 さらに、月島川の西中橋〜月島橋区間に連続して配置している仮係留施設6基(桟橋、係留杭)についても撤去するため、今回の業務の中で撤去設計を行う。
 いずれの設計箇所も一般船舶の係留や航行があるため、周囲に与える影響が少ない施工計画を立案し、概算工事費を算出する。

提供:建通新聞社