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建設新聞社
2018/08/31

【東北・秋田】香山寿夫建築研究所を特定/八郎潟町の役場庁舎基本設計プロポ

 秋田県八郎潟町は、役場庁舎の改築に向け、基本設計の公募型プロポーザルを実施し、香山寿夫建築研究所(東京都文京区)を最優秀者に特定した。
 審査は八郎潟町役場庁舎建設基本設計業務プロポーザル審査委員会で実施。最優秀案は、どこからでもアクセスできる柔軟な形とする考え方や、行政・議会・町民それぞれの利用について機能的なレイアウト、新庁舎を基軸とした周辺施設とのつながりなども高い評価を得た。28日に行った二次審査には3者が進んでおり、村田弘建築設計事務所が次点に選定された。
 新庁舎の建設予定地は、八郎潟町大道32の1地内に建つ現庁舎の敷地南側の駐車場で、敷地面積は約2300平方b。
 新庁舎はRC造3階建て、延べ2500平方b程度で整備する。昨年度にまとめた役場庁舎建設基本計画によると、1階には町民の利用度が高い町民課や税務課、福祉課など、2階には産業課や建設水道課などを配置し、議会機能および防災機能は3階に置くとしている。
 基本設計の履行期限は2019年3月31日までで、実施設計および設計・工事監理は随意契約する。19年度に実施設計をまとめ、20年度に着工、21年度内の新庁舎完成を目指す。その後、22年度に外構、現庁舎解体、駐車場整備、23年度以降に公用車車庫、倉庫、駐輪場などを整備する予定。概算事業費は12億円を試算。
 なお、今回の庁舎整備に関連して、現庁舎脇を通る町道役場大道線を拡幅。現庁舎北側にある公用車車庫や倉庫などの整備に伴い、八郎潟土地改良区と大道地域公民館は解体の必要があるため移転を検討する。

 提供:建設新聞社