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北陸工業新聞社
2018/08/31

【富山】「かぐてんぼう隊」が出動/地震備え、高齢者宅で家具固定/建築士会富山支部/ガラス飛散防止も実演 

 富山県建築士会富山支部(鈴木保二支部長)の会員で構成する「かぐてんぼう隊とやま」は、全国防災週間の初日である30日、富山市蜷川地区で、高齢者宅の家具を固定化するボランティア活動を行った。
 蜷川地区センターで行われた出発式では、主催者から蜷川自治振興会の井波久治会長があいさつし、「地震の際は木造家屋の倒壊はもちろん、家具の転倒や散乱による逃げ遅れの負傷が発生している。6月の大阪北部地震では、3名が家具の下敷きで亡くなった」と述べ、「振興会では、昨年から家具の転倒防止対策に取り組んでいる。前回は1町内5件だったが、今年は4町内15件に増えた。防災週間の初日に活動を行えることは大変意義深い」と話した。
 4町内を代表し、赤田新町自主防災会の森井登会長が、「本日を機会に各家庭での地震対策がさらに進み、地域の安心安全が図られることを期待したい」、県建築士会の西野晴仁常務理事は、「隊は今年で4年目。隊員も増えた。隊の活動が安心安全に暮らせるまちづくりにつながるよう願う」とあいさつ。根塚三起生隊長が「今回は昨年の3倍の応募があり、1件当たりの作業量も増える。慌てず、慎重な作業をお願いしたい」と述べ、出発を宣言した。
 隊員はその後、1班4〜5人の5班に分かれ、高齢者宅10軒を訪問。このうち上袋の1軒では、台所の食器棚が転倒しないよう、L字型金具をビスで固定した。住民の男性(76)は、「自然災害はいつ起きてもおかしくないが、個人での対応は難しく、きっかけをもらえてありがたい。この活動を広く知ってもらいたい」と話していた。
 活動には昨年に引き続き、富山工業高校建築工学科の生徒5人も参加。実習を兼ね作業を手伝った。9月9日には、残る家具固定作業5件と報告会を実施。なお、今回初めて、地震等の二次被害の防止に効果的なガラス飛散防止フィルム貼りの実演も行われた。北一(高岡市)が協力。

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