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北陸工業新聞社
2018/09/04

【石川】本庁舎は耐震改修と増築へ/輪島市、審議会が整備方針案/文化会館は改修市議会全協 

 輪島市議会全員協議会は3日開かれ、市側は本庁舎と文化会館の耐震化を協議する「本庁舎等整備審議会」(会長・谷口寛石川県建築士会輪島支部長)がまとめた整備方針案を報告した。本庁舎は耐震補強を施すとともに増築で対応。文化会館に関しては、ホール棟を大規模改修、事務所棟を耐震を含めた改修で長寿命化を図るとした。
 同審議会は市内の各団体代表者や学識経験者、公募市民ら委員計12人で構成、昨年8月に設置された。これまでに(1)耐震改修(2)建て替え(3)既存公共施設の活用―の3パターンについて議論を重ね、先月31日の第5回会合で整備方針案をとりまとめた。今後はパブリックコメント(意見募集)を今月中旬から10月中旬にかけて実施し、同下旬に梶文秋市長に答申する予定としている。
 本庁舎(二ツ屋町)は1973年に完成し、施設規模はRC造5階建て延べ5438・40平方メートル。計画では、既存施設の耐震補強のほか、隣接地に防災機能を考慮した増築棟を整備する。総事業費は21億円程度を見込む。財源は20年度末を発行期限とする合併特例債と緊急防災・減災事業債を充当する見通し。
 文化会館(河井町)は81年の完成で、ホール棟と事務所棟を合せた規模はRC・SRC造地下1階地上5階建て延べ8919・94平方メートル。概算事業費は21億円超を見込む。

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