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建通新聞社(東京)
2018/09/05

【東京】都 多磨霊園に合葬埋蔵施設で基本設計

 東京都建設局西部公園緑地事務所は、多磨霊園(府中市)に新設する樹林型合葬埋蔵施設の基本設計業務を委託するため、希望制指名競争入札手続きを開始した。多様な墓所ニーズに対応するため、大規模な空き区画(第9区)の一角約100平方bに合葬埋蔵施設を整備するとともに屋外祭壇スペースを設置する。9月10日まで希望申請を受け付け、27日に開札して設計者を決める。
 多磨霊園は、府中市と小金井市をまたぐ面積約128fの霊園。日本初の公園墓地で、芝生墓地や壁墓地、大規模納骨堂、合葬墓地などさまざまな形態の墓地を配置している。
 さらに多様化する都民の墓所ニーズに対応するため、霊園の中央南東側にある大規模空き区画(第9区1種1側3番1、面積約100平方b)に樹林型合葬埋蔵施設を整備する。併せて同施設の運営に当たり、霊園敷地南東端に遺骨の容器詰め替えなどを行う作業スペース(鉄骨造平屋約30平方b)と、読経などを行って参列者が滞留できるような屋外祭壇スペース(鉄骨造平屋約15平方b)を配置する。
 今回委託する基本設計の中で、それぞれの施設や植栽などの位置、規格、意匠、維持管理などについて検討し、概略構造をまとめて概算工事費を算出する。納期は2019年2月28日。

提供:建通新聞社