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建通新聞社四国
2018/09/11

【香川】林田バイオマス発電方法書審議 県環境影響評価技術審

 第28回香川県環境影響評価技術審査会(会長・金子之史香川大学名誉教授)が県庁内で開かれ、イーレックス(本社・東京都中央区京橋2ノ2ノ1)が坂出市林田地区で計画している、「(仮称)坂出林田バイオマス発電所整備事業」に係る環境影響評価方法書について審議した。これまでの意見を踏まえて県知事への答申案を作成し、次回9月下旬から10月上旬開催予定の審査会に提示する。
 知事意見の発出後は、イーレックスが同意見を基に12月頃から環境調査に着手し予測・調査・評価を実施。その後、19年度から環境影響評価の準備書(環境保全対策等の検討結果)の作成に入り、引き続き同準備書に対する技術審査会の審査を受ける運び。
 (仮称)坂出林田バイオマス発電所整備事業は2021年度下半期からの着工、23年度からの運転開始を目指している。坂出港臨港地区の坂出市林田町番屋前4285ノ214他の敷地4万3600平方b内に、パームヤシ殻(PKS、年間約18万d)と、木質ペレット(年間約15万d)の2種類のバイオマス燃料を使用し、国内最大クラスの発電出力7万4950`h(発電端)のバイオマス発電所を整備する。
 同事業に係る環境影響評価方法書について、意見・質問事項に対する事業者の見解や回答内容について審議。県がまとめる方法書に関する知事答申案に審査会で出された意見を厳正に反映する。
 答申案には全体と個別事項(大気環境、水環境、悪臭、動物、植物、生態系、廃棄物、水資源、温室効果ガス)が挙げられているが、予測・調査・評価すべき追加項目や、根拠、指標の明確化を強く求める意見もあった。

提供:建通新聞社