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日刊建設工業新聞
2018/09/11

【鳥取】災害1次査定30億円決定/八頭管内中心に153カ所

 西日本豪雨を受けた「平成30年発生災害第1次査定」が7日まで実施され、八頭管内を中心に河川や道路、砂防の公共土木施設153カ所の復旧費30億円が決定した。県土整備部によると、復旧が急がれるカ所は今月内から現地着工する。
 今回の査定対象は7月5〜7日にかけて県内に影響をもたらせた梅雨前線の停滞に伴う豪雨被害。八頭管内をはじめ、鳥取管内の公共土木施設計153カ所の復旧を県と関係市町が申請していた。
 同部技術企画課のまとめでは、県施設128カ所に28億7200万円、市町施設は25カ所に1億7300万円の復旧費と復旧工法が固まった。
 道路関係の主なカ所は、智頭町福原の国道373号で、福原PA上手の道路が寸断したカ所に7100万円。延長25・3bは大型ブロック積み工166平方bとプレキャストボックスカルバート5bによって復旧する。
 同町智頭の国道373号では「桜土手」上手の千代川右岸側に1億7500万円。路肩部の延長128bを大型ブロック積み工1153平方bで原形復旧する。
 河川では八頭町用呂の八東川で、用呂橋下手の右岸に9900万円の復旧費が決定。延長155・8bはコンクリートブロック張り1223平方bを施工する。また、智頭町木原の土師川は、「南因浄化センター」下手の左岸125・5bに6600万円。大型ブロック積み工とコンクリート積み工それぞれ350平方bの工法が認められた。
 西日本豪雨を踏まえた災害査定は、今後2次査定が今月18日〜21日まで、3次査定が同25日〜28日の日程で決まっている。引き続き来週実施される2次査定には、県と各市町の土木施設89カ所に19億7400万円の復旧費が申請される。
 第1次査定の結果は次の通り。
▽河川64カ所=14億5400万円(県工事59カ所14億1600万円、市町工事5カ所3800万円)
▽砂防46カ所=5億4900万円(県工事)
▽道路43カ所=10億4000万円(県工事23カ所9億0600万円、市町工事20カ所1億3400万円)

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