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北陸工業新聞社
2018/09/14

【石川】設計プロポで/加賀温泉駅の都市施設建設/2者JV、限度額5000万/加賀市議会特別委/来月にも公告 

 加賀市は、北陸新幹線加賀温泉駅前で計画する屋根施設などを含む都市施設建設事業について、設計業務の受託事業者を選定するために公募型プロポーザルを行う。13日の市議会新幹線特別委員会で市側が示した。
 10月上旬に予定している第1回審査委員会後、すぐに実施要領を公告する。参加対象は、2者編成による設計共同企業体となる見込みだ。
 今回の業務範囲は駅前広場内の屋根施設、コロネード(屋根付き通路)、高架下の観光交流施設(観光案内所、待合室など)、地下通路。設計業務の契約限度額は5000万円。建設事業費については、約22億6000万円(交通広場等の土木工事費を除く)が上限となる。
 技術提案のテーマとして▽市民と観光客との交流が生まれる駅前広場内屋根施設の提案▽加賀市の魅力を十分に伝えられる観光交流施設の提案―を設定する。
 提出書類による1次審査と公開プレゼンテーションの2次審査で設計業務の受託事業者を選定。来年度に都市施設の基本・実施設計を進め、本格着工に備えていく。
 同市作見町地内で計画される新幹線駅舎は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が事業主体となるが、駅のエントランスや観光案内所、待合室、駐車場、駅前広場などについては市が整備する。
 新幹線の加賀温泉駅開業に向け、駅周辺のにぎわいを創出するため、市の玄関口としてふさわしい空間づくりを行い、観光客などの利用者増加につなげたい考えだ。

hokuriku