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日刊建設工業新聞
2018/09/18

【鳥取】災害関連事業を導入検討/智頭町・横瀬川災害/一連区間を改良復旧

 7月豪雨で被災した智頭町中原の横瀬川で、県土整備部は「河川等災害関連事業」を導入して抜本改良する検討に入った。本省から採択が決まれば「11月補正」に必要経費を要求。年明けから着工する。
 横瀬川は集落北側を流れ、下流で千代川に合流する。7月豪雨では下流域を中心に6カ所が被災し、一部区間は越水して牛舎が浸水するなどの被害が発生した。
 復旧にあたっては、各被災カ所を原形に戻すだけでは2次災害を招く恐れがあり、脆弱部を含めた一連区間を改良復旧することで再度の災害を防止する。
 現場を担当する八頭県土整備事務所の説明によると、国道373号志戸坂峠道路の真下を流れる上・下流が改良対象。上流区間160bは護岸が未整備で、河道を拡幅して河川断面を確保するほか、下流区間100bでは屈曲部を解消するため、一部護岸を引堤してショートカットさせる。
 災害関連事業費として1億円を見積もっている。
 本省と事前協議を進めており、10月末までに実施される災害第4次査定で正式に災関事業を申請する段取り。
 同部河川課では、査定決定すれば「11月補正」に関連事業費を要求したいとしており、年明けの現地着工を目指している。

日刊建設工業新聞