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建通新聞社
2018/09/19

【大阪】もと住吉市民病院 解体設計費を補正案計上


大阪市は、住吉市民病院の跡地に新たな病院を建設する計画で、既存施設の解体撤去工事に向けた設計に着手する予定だ。既存施設の延べ床面積は約1万6000平方b。市では9月補正予算案に解体設計費などとして1800万円(別途1900万円の債務負担行為)を計上しており、順調に進めば本年度内に設計を委託したい考え。
 既存建物の延べ床面積は1万5887平方b。内訳は、病棟が北館、西館、本館合わせて1万1365平方b、事務所・倉庫などが4522平方b。所在地は大阪市住之江区東加賀屋1ノ2ノ16。
同病院は3月に閉院したが、外来棟を診療所として使用している。今後、解体範囲や順序などを検討し、できるだけ早い段階での設計着手を目指す。設計業務にはアスベスト調査や土壌調査なども含める考えで、2019年中の完了を想定している。このため、解体工事の着手時期は早くても19年度後半になる見通しだ。
 新病院の建設計画では、同病院跡地に市立弘済院(吹田市)の付属病院機能を移転し、同地に新病院を建設する。新築規模は延べ床面積で1万5000平方b程度を想定。構造や階数、病床数などについては基本計画段階で内容を詰める。建設地の敷地面積は1万5730平方b。用途地域は準工業地域。
 基本構想・基本計画策定業務は、19年3月31日の納期で病院システム(東京都豊島区)が進めている。