トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2018/09/25

【新潟】コスト低減、大幅な工期短縮/Madein新潟新技術/近藤與助工業/既設鋼矢板護岸の高耐久補修 

 近藤與助工業(新潟市南区茨曽根2611番地 近藤雄介代表取締役)は、「既設鋼矢板護岸の高耐久部分補修工法(CABA工法)」の販売強化に注力していく。
 ステンレス製パネルを用いたもので、「Made in 新潟 新技術」に新規登録。ポリウレタン樹脂塗料などによる補修塗装から化粧型枠兼表面被覆材であるステンレス製パネルを使用した高耐久部分補修工法に変えたことにより、高耐久性を実現し大型で軽量なパネルの施工には、専門業者による特殊な作業を必要としないことに新規性がある。従来技術に比べ、本技術は高い耐久性からライフサイクルコストが低減され、工期も大幅に短縮することが可能な技術のため、広い工事範囲を短期間で施工が可能となる。
 期待される効果では、ステンレス製パネルを用いることで長期間に渡って高い耐水性と耐候性が実現できるため、護岸の耐久性や品質向上が図られる。また、塗装補修のように各層の塗料の乾燥時間を取る必要がなく、1度に大断面を施工可能なため、工期短縮につながるほか、使用するパネル材の質量が1枚当たり7キロから14キロと軽量であるため、施工性の向上が図られる。
 適用可能範囲は、補修高さが0・5メートル以上2・0メートル以下の既設鋼矢板の護岸等とし、特に干満で乾燥・水没を繰り返す個所の既設鋼矢板の護岸など、水路幅の狭い狭あいな作業環境の水路で高い効果を発揮。一方、補修高さが0・5メートル未満で2・0メートルを超える既設鋼矢板の護岸などには適用できない。公共工事では矢板護岸工などに使用されている既設鋼矢板の補修工事に適用される。現場条件では仮締切による水替えや流水の切り回しが可能な現場となっている。

hokuriku