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北陸工業新聞社
2018/09/26

【新潟】防災・減災対策もう一段加速/花角知事が提案理由説明/9月県議会 

 新潟県議会9月定例会が25日開会し、花角英世知事は提案理由説明を行い、一般会計補正予算案など24議案を上程した。
 冒頭、花角知事は、近年の激甚化・頻発化する豪雨などを踏まえた防災・減災対策について「今まさに危機感を持って、基本的な考え方や取組みの抜本的な見直しと、もう一段の加速が必要であり、県民の安全・安心を確保していく」との考えを強調し、国の補助制度等も最大限に活用する考えを示した。また、事前対応型の新たな治水事業の創設や、抜本的な治水対策、土砂災害対策の推進とそのための予算拡充などに関し、国に要望したと話した。
 県央地域の医療体制整備では、県央基幹病院の造成工事に着手するとともに、改築に向けて検討を進めている吉田病院について、「県央基幹病院との連携・役割分担を踏まえた診療機能や規模等を年度内の取りまとめを目指している」と意欲をみせた。その上で「関係者の理解と協力を得ながら、相互補完の中で地域の医療ニーズに応えられる体制を構築する」と述べた。引き続き、総合計画「にいがた未来創造プラン」の見直しに触れ、「現在、政策の柱の再編成、個別の政策追加・修正等を検討。今年度中に見直し後の計画を示し、来年度予算編成と一体的に進めていきたい」との見通しを示した。
 一般会計に80億700万円を追加し、累計額は1兆2490万9100万円。投資的経費には58億7275万8000円を盛り込んだ。9月県議会は26日の代表質問から論戦に入り、10月12日までの会期18日間。