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日本工業経済新聞社(群馬)
2018/09/28

【群馬】建災防群馬県支部藤岡分会ほか2団体が労災防止大会を開催

建設業労働災害防止協会群馬県支部藤岡分会(塚本定夫分会長)と多野藤岡地区公共工事安全対策推進協議会(会長=中野忠俊藤岡土木事務所次長)、厚生労働省藤岡労働基準監督署(八田孝幸署長)は26日、みかぼみらい館(藤岡市)で第22回多野藤岡建設業労働災害防止大会を開催した。当日は会員などの関係者約290人が参加、労働災害の撲滅などを誓った。ほか、ぐんケンくんも参加して大会を盛り上げた。
冒頭、塚本分会長は「我々の一番の敵は労働災害であり、特に死亡災害である。小さい誤りが重なって重大事故につながってしまう。我々は常日ごろ危険と対峙しているが、そのような中で一年間死亡事故が発生していないということは、非常に喜ばしいこと。一年一年を無事に過ごしてもらい、死亡事故ゼロの記録を伸ばしてもらいたい」と呼び掛けた。
引き続き中野会長は「労働災害を未然に防ぐことで、利益を享受できる最大の利益者は未来だと思う。なぜならば、皆さんが今携わっている仕事が未来を構築するからである。明日の安全の現場のために何が必要かを再確認していただきたい」と訴えた。
八田署長は「建設業界における労働災害の減少を図るためには墜落・転落災害防止の一層の推進が喫緊の課題となっている。高所作業において使用される安全帯については墜落制止用器具に名称が変更されるとともに墜落・転落災害防止のため、事業者や実施すべき一連の事項が示され、経過措置が設けられているものを除き19年2月1日から試行または適用されることになる。特に墜落・転落災害の減少に向け、基本的な安全活動の着実な実施、確認という原点に立ち返り、企業の安全衛生活動を今一度総点検されるようお願いする」と述べた。
来賓あいさつでは藤岡市都市建設部の田島恒夫部長(新井雅博藤岡市長代理)、建設業労働災害防止協会群馬県支部の前原悟事務局長(青柳剛支部長代理)、県藤岡森林事務所の神戸徹所長が労働安全の徹底を訴えた。
この後、厚生労働省藤岡労働基準監督署の品川伸一産業安全専門官による建設業における墜落防止対策をテーマにした講演やサンコー東京支店営業課の尾形綾氏による安全帯と墜落防止機器のタイタンを演題とする特別講演が行われた。
なお、大会宣言は同分会二世会の富澤康人会長が行った。