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建通新聞社(東京)
2018/10/01

【東京】荒川仲道、花畑、田柄の3団地を建替

 東京都都市整備局は9月28日、「都営荒川七丁目仲道団地基本設計」「都営花畑八丁目団地基本設計」「都営中高層住宅田柄二丁目団地基本設計」の3件の委託先特定に向けたプロポーザル手続きを開始する。いずれも老朽化した既存アパートを解体撤去し、荒川七丁目は270戸程度、花畑八丁目は670戸程度、田柄二丁目は173戸程度の規模の住宅に建て替える計画。10月9〜18日に参加表明書と技術提案書を受け付け、提案内容の審査などを経て設計者を選定する。東部住宅建設事務所の所管する荒川七丁目と花畑八丁目は11月20日、西部住宅建設事務所所管の田柄二丁目は同月28日に見積もり合わせを行って業務を委託する。
 荒川七丁目仲道団地は、1972〜75年に建設した都営荒川七丁目仲道アパート(荒川区荒川7ノ8、敷地面積約9700平方b)を建て替えて整備する。既存の1〜3号棟(計252戸)を解体撤去し、その跡地に鉄筋コンクリート造で約270戸の規模の住宅を新築する。付帯施設として集会所(70平方b)や駐輪場、駐車場、ごみ保管施設などを配置する。
 敷地の用途地域は準工業で、建ぺい率80%、容積率300%。基本設計の履行期間は契約日から75日間。参考業務規模(税込み)を1000万円程度と見積もっている。
 花畑八丁目団地は都営花畑第4アパート(足立区花畑8ノ3他、敷地面積約6万2500平方b)を建て替えて整備する。1971年に完成した1〜22号棟(計1004戸)を全て解体し、鉄筋コンクリート造の住宅約670戸を段階的に建設する。付帯施設として集会所(150平方b)や駐輪場、駐車場、ごみ保管施設を設置する。
 敷地の用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。基本設計の履行期間は90日間。参考業務規模は1200万円程度。
 既存アパート内にある保育園は移転し、店舗は都が買い取る予定。設計の条件とはしないが、敷地面積が広く建物を集約することで敷地を有効活用できることから、創出用地についての提案も受け付ける。
 田柄二丁目団地は都営田柄二丁目アパート(練馬区田柄2ノ43他、敷地面積約6700平方b)を建て替えて整備する。既存の1〜4号棟(計127戸)を解体し、跡地に鉄筋コンクリート造で3棟約173戸の住宅を新築する。
 工事はまず、2〜4号棟を解体し、第1期として2棟約95戸を建設。完成後に1号棟を解体し、第2期住宅として1棟約78戸を整備する。集会所やポンプ室、駐車場、駐輪場、ごみ容器置き場なども配置する。
 敷地の用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。基本設計の履行期間は110日間。参考業務規模は800万円程度。

提供:建通新聞社