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建通新聞社(中部)
2018/10/11

【愛知】県 姫街道線鉄道交差部の測量など着手

 愛知県建設部は、都市計画道路姫街道線の整備事業で、JR飯田線、名鉄豊川線との交差部をアンダーパス化するため、測量、地質調査、施工計画検討などの業務を鉄道事業者に委託した。事業化に当たり、道路幅員を変更する必要があるため同部も道路設計を進めている。
 姫街道線は、国道1号〜国道151号の区間が4車線の道路として都市計画決定している。このうち豊川市役所付近〜国道151号の区間と、国道1号との交差点の東に位置する上宿交差点〜八幡町横道西交差点の区間が2車線の状態で、整備が必要となっている。
 豊川市役所付近〜国道151の区間のうち、JR飯田線、名鉄豊川線と交差する姫街道踏切は、自動車ボトルネック踏切にも指定されており、慢性的に渋滞が発生している。このため、アンダーパス構造として踏み切りを解消する計画。これに向けて同部は2018年度、鉄道敷地内の測量、地質調査、鉄道をくぐる構造物の施工計画、現道の切り回しに必要となる仮踏切の位置の検討を鉄道事業者に委託した。事業化に当たっては、現在の都市計画に定められた道路幅員を変更する必要があるため、同部も道路設計を進めている。
 一方、上宿交差点〜八幡町横道西交差点の区間では、まずは八幡町西交差点〜筋違橋交差点までの600bの区間について、八幡工区として4車線化整備に着手している。15年度から用地買収を進めており、これまでに8割の取得を終えた。19年度から用地取得に加え、工事にも着手する方針だ。
 姫街道線は、豊川市内を東西に横断する都市計画道路。国道1号と国道151号を結び、緊急輸送道路でもある重要な幹線道路となっている。周辺道路の整備が進み、2車線区間の早期整備の必要性が高まっている。

提供:建通新聞社