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建通新聞社(中部)
2018/10/11

【岐阜】高山市の松之木千島線整備 千島工区の設計着手

 高山市は、都市計画道路松之木千島線整備の千島工区について、道路詳細設計を朝日土質設計コンサルタント高山営業所(高山市)に委託した。2019年3月20日までにまとめる。JR高山本線の踏切に掛かることや今後用地の取得を進めるため工事スケジュールは未定だ。
 同工区は、松之木千島線の既存道路を拡幅する工事。高山工業高校東側のJR高山本線の踏切から千島町交差点までの約80b区間。現道全幅9bを12〜15bに拡幅し両側に歩道を設置し交差点手前には右折レーンを設ける。
 今回委託した設計で、この区間の詳細内容をまとめ、工事に備える。また、踏切から西側の国道41号までの拡幅については、既に事業化されている。現段階では、一部側溝を整備した程度となっており、用地取得が順調に進めば19年度に一部道路本体の工事に着手する考え。
 松之木千島線は、国道41号バイパスから、東に向けて、松の木町付近の国道158号をつなぐ都市計画道路として整備している。国道41号からJR高山本線の踏切までは事業化しており、踏切以西の千島町交差点までの詳細設計を今回委託した。千島町から以西の県道462号線までは既に拡幅整備が完了している。さらに県道462号線から国道158号までの区間約1600bは新設区間となる。都市計画道路として全幅員を12〜15bとする。

 =松之木千島線新設工区は本年度設計=

 新設区間は、17年度に東洋設計高山支店(高山市)が予備設計をまとめ、途中にある錦山をパスするためにトンネルも視野に入れた数ルートの概算をまとめた。
 現在これを基にルート案を詰めている。今後地権者にルート案を示し協議する。地権者の合意が得られれば最適なルートを18年度に確定するとともに、詳細設計に入る。その後、地権者への用地補償や用地取得などを進めていく考え。
 市としては、18年度当初予算に詳細設計費を計上していることから、年度内に詳細設計を委託したい考えだが、ルート案の検討に時間が掛かっており、その後地権者との協議もあるため、委託時期は未定となっている。

提供:建通新聞社