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建通新聞社四国
2018/10/12

【徳島】鳴門市が交流拠点施設整備へ

 鳴門市は、定住人口確保と交流人口拡大に向けた四国のゲートウエイ化推進プロジェクトの基幹施設として、同市大津町の国道11号沿いに「交流拠点施設」を整備する。現在、年内をめどに基本計画の策定を進めている他、基本設計や用地取得に向けた用地測量などを本年度から予定しており、今後業務を外注する計画だ。順調なら19年度内の実施設計着手、20年度には着工し、21年度中のオープンを予定している。市は将来、道の駅としての登録を目指している。
 JA大津松茂(同市大津町備前島字横丁ノ越297ノ1)が19年度の開設目標で市道木津野松村線を挟み建設する産直施設のすぐ南側の農地約1fを取得し整備する。この産直施設と連携し、四国の玄関口という立地を生かし▽休憩機能▽情報発信機能▽地域連携機能▽防災機能−の四つの機能を有した施設を整備し、交流人口増加などを目指していく。
 休憩機能については、駐車場やトイレの新設を見込む他、情報発信機能については道路情報の他、観光・地域情報の提供を図る。また、地域連携機能では、飲食・物販といった6次産業化の拠点や管理部門などを設けた施設を整備する。防災機能では道路利用者の1次避難場所として避難者などに72時間対応できる設備を備えることにしている。いわゆる道の駅として必要な機能を盛り込んでおり、国土交通省など関係機関と協議しながら今後道の駅登録を目指す考えだ。
 基本計画の策定は四国建設コンサルタント(徳島市)が担当。9月補正予算では、基本設計、用地測量、事業認定申請図書等作成の委託料として1900万円を確保。今後各業務を外注し、用地測量は年度末までの完了、その他の業務については19年度中の完了を見込み、進めることにしている。
 事業手法については未定としているが、市が議会に示した工程案では、従来方式で19〜20年度に用地取得や造成と建築の各実施設計を進め、20〜21年度の造成および建築工事、21年度末までの供用開始を見込んでいる。

提供:建通新聞社