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建通新聞社
2018/10/15

【大阪】配水管工事入札で実績申告型本格化 大阪市

大阪市水道局は、配水管工事の入札方式として「事後審査型制限付一般競争入札(実績申告型)」を11月1日以降の公告案件から本格導入する。今年4月から経過措置として運用を開始し、併せて入札参加資格を見直してきたが、本格運用に切り替えることにした。
 同入札では、入札参加者が入札書の提出時に「実績申告書(自己採点表)」を添付。これにより申告する評価点の合計が、「評価基準点」以上となる入札参加者から、価格競争で落札候補者を決定する。その後、落札候補者に対して基準達成の適否を審査し、落札者を決定する。入札参加資格を有しないことが明らかになった場合、提出された入札書は無効となる。
 対象工事は水道局発注の配水管工事(物件等級A〜D)。ただし、浄水場や配水場内の配水管工事や修繕工事、予定価格が700万円未満の小規模工事などは対象外となる。
 実績申告書の評価基準は、Aランク(3億円以上)、Bランク(9000万円以上3億円未満)、Cランク(2500万円以上9000万円未満)は、全項目6点以上または基礎項目3点以上。Dランク(2500万円未満)については、当面は基準点による審査は行わない。
 本格運用後のスケジュールは、学識経験者の意見を踏まえながら2018年度末までに新たな評価項目を設定、公表。19年度に▽新項目による自己採点表の提出▽自己採点表の再検証、分析▽評価基準点や評価項目の再設定―などを行い、20年度からは新基準による入札を開始する予定だ。