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北陸工業新聞社
2018/10/17

【新潟】算定に関する認識を/見積もり単価と設計額に大差/県入札監視委 

 新潟県入札監視委員会の18年度第2回定例会議が16日、新潟市中央区の自治会館で開かれた。
 この日は、18年4月から6月の3カ月間に発注した予定価格が250万円を超える工事491件のうち、5件を抽出して審議が行われた。対象となったのは▽新潟ユニゾンプラザ多目的ホール舞台吊物機構改修工事▽新潟県万代島施設維持管理事業万代島C駐車場舗装工事▽新津処理場植栽移植工事▽県営ため池等整備事業(用排水・特大)旧関根川旧関根川排水機場第1次工事▽十日町市姿水源森林再生工事−。
 このうち高額随意契約案件となった「新潟ユニゾンプラザ多目的ホール舞台吊物機構改修工事」では、制御盤更新と担当事業者が異なる場合、利用に支障が出る可能性があることなどが指摘された。これを踏まえ、制御盤更新を担当する事業者との随意契約に至った。
 また、「十日町市姿水源森林再生工事」は、10社中9社が予定価格を超過した。要因として、入札参加者の見積もり単価と設計額との差が大きかったことなどが指摘された。算定が発注者側と近くなった事業者は1社程度にとどまったことから、「算定に関する認識を事業者に持ってもらう工夫を」との意見が挙げられた。

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