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建通新聞社
2018/10/18

【大阪】天王寺大和川線 19年度に着工予定

大阪市は、都市計画道路天王寺大和川線の整備事業で、地元調整などが順調に進めば2019年度に駅前広場の整備など一部の工事に着手する予定だ。整備対象延長は約5・5`。区間中にある5駅全てに駅前広場を整備する計画だ。
 計画では、同線はJR阪和線の地上軌道部跡に整備する。整備対象区間は、大阪南部の主要ターミナルの天王寺から大和川を結ぶJR阪和線高架沿いの延長5520b。阿倍野、東住吉、住吉の3区に跨り、標準幅員は29bを想定する。
 基本的には区間中にある5駅の全てに駅前広場を整備し、駅間を1〜2本の道路でつなぐ。駅前広場は19年度に工事着手する方針で、完成後に駅間道路の工事に移る予定だ。駅前広場の工事期間は7〜8年ほどを想定しており、駅間道路を含めれば完成までに15年ほどかかる見通し。
 駅前広場の面積は、美章園駅2393平方b、南田辺駅5589平方b、鶴ケ丘駅3926平方b、長居駅7877平方b、我孫子町駅6234平方bを想定している。鶴ケ丘駅、長居駅など中央部から用地取得を進めており、取得が完了した箇所から順次整備していく方針。
 詳細設計は修成建設コンサルタント(大阪市北区)が担当。17年度に完了する予定だったが、地元調整などの理由から18年度末までかかる見通しだ。