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建通新聞社(岡山)
2018/10/19

【岡山】真庭市 生ごみなどを資源化する施設の建設候補地として赤野地区の市有地を選定

 真庭市は、生ごみなどを資源化する施設の建設候補地として赤野地区の市有地を選定した。候補地については自治会や農業団体などから広く意見を募り4地域に絞っていたところ、有識者らで構成する選定委員会(岡山大学環境生命科学研究科教授・藤原健史委員長)は、利便性が高いなどの理由から赤野地区を最適地と判断した。2018年度中に正式決定する。
 新施設の建設や運営方法については、PFIやDBO(公設民営)方式の導入に向けた可能性を探るため、「真庭市廃棄物資源化等に係る検討業務」を委託する。納期は2019年3月29日まで。23年度の稼働を目指し、19年度に実施設計をまとめ、20年度から工事に着手する。35〜40億円規模の工事費を見込んでいる。
 建設候補地は、落合浄化センター隣接地の約7300平方b。新施設は生ごみ処理棟、メタン発酵棟、液肥貯水槽、排水処理棟、ガスホルダーなどで構成し、生ごみやし尿から液肥や肥料などを製造する。年間処理能力は生ごみ3000d、し尿、浄化槽汚泥3万3000d。バイオ液肥は最大1万5000dの生産を想定している。
 同市は国連が推奨する環境にやさしい持続可能な開発目標(SDGs)を実践する都市として内閣府から選定されている。06年から「バイオマスタウン真庭」を掲げており、環境問題に積極的に取り組んできたのが評価された形だ。今回の生ごみなどの資源化施設についても、積極的に整備を推進する考えでいる。

「提供:建通新聞社」