トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2018/10/22

【愛知】週休2日制工事を検討へ 名古屋市住宅都市局

 名古屋市住宅都市局は、土曜日、日曜日、祝日を現場閉所する週休2日制工事の試行を検討している。本年度内に検討を進め2019年度にも試行を開始する考えだ。
 同局が発注する工事のうち、営繕土木工事を対象に試行を検討している。学校グラウンドの整地や市営住宅の外構整備工事などが対象で、都市整備部やリニア関連都心開発部が行う街路・道路整備関連の土木工事は対象外となる見込み。
 週休2日制工事の試行を開始している緑政土木局の取り組み状況や関連資料の収集を開始しており、今後局内での検討を本格化させ、細目の検討を進める考え。
 名古屋市の週休2日制工事の取り組みは、緑政土木局が17年10月に舗装工事を対象に試行工事を初公告。18年5月には週休2日制工事の試行要綱をまとめ、試行対象工種を舗装工事以外の土木工事など他の工種に拡大して実施している。
 緑政土木局の対象工事は▽単価契約以外▽施工量に対して十分な工期の確保が見込める▽契約工期おおむね3カ月以上▽工程が現場条件に大きく制約されない▽緊急性がない―を全て満たす工事が対象。発注者指定型は、予定価格1000万円以上の工事で「週休2日制工事の試行に関する特記仕様書」を添付して発注する工事。受注者希望型は、上記対象工事について工事契約後、週休2日の取得日程が分かる実施工程表を含む施工計画書を提出し、監督員が認めた工事を対象としている。
 週休2日達成の場合の対象期間の休日数に対して87・5%以上(おおむね4週間で7日間に相当)で2点、75%以上(同4週間で6日間)で1点、工事成績評定に加点評価することとしている。

提供:建通新聞社