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建通新聞社(静岡)
2018/10/22

【静岡】静岡県が19年度当初予算編成示す

 静岡県は、2019年度の当初予算編成に当たり、新ビジョンの取り組みを加速することに加えて、ICTなど先端技術のまちづくりへの活用など「新機軸の取組」を、ふじのくにづくり推進基金を活用して展開する。一方で、健全財政の枠組みを堅持するため、「事業のスクラップアンドビルドを行うなど、徹底的な見直し」を図る。19年度当初予算の財政収支の試算(10月時点)では、投資的経費について18年度当初に比べて21億円減の1695億円とした。政策推進担当部長が予算編成要領を各部局長などに通知した。
 部局からの提出基準は、新ビジョンの新基軸の取り組み、義務的経費等は「所要額」とし、政策的経費・年次計画経費は部局ごとに配分する一般財源の範囲内に設定した。
 19年度当初予算の財政収支の試算(10月時点)では、歳出が1兆1862億円+新基軸の取組、歳入が1兆1617億円+新基軸の取組で、財源不足額は245億円で前年度から27億円拡大するとみている。また、歳出の投資的経費は1695億円(公共・直轄889億円、単独806億円)と試算した。
 県は、18年度当初予算編成に当たっては、消費税率引き上げへの対応など、国の予算編成や地方財政対策の決定状況などによっては、予算調整を見直す場合もあるとした。


提供:建通新聞社
(2018/10/22)

建通新聞社 静岡支社