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滋賀産業新聞
2018/10/24

【滋賀】守山市 新庁舎の整備事業

 守山市は、懸案の新庁舎整備事業の、現在取り組んでいる基本計画について12月にも素案、今年度末にも成案をまとめ、19年度からは基本設計に着手したい方針だ。実施設計以降の整備手法は、従来型、設計施工一括発注(DB)、PFI方式―から比較検討中。現時点では新庁舎は現地改築し23年12月から供用開始、24年度の既存庁舎解体・外構工事完了を想定している。
 17年11月から三菱UFJリサーチ&コンサルティング(大阪市北区)に委託し取り組んでいる基本計画は、途中、財政状況を勘案し環境施設の整備を最優先で進めるため計画を延伸、支援業務期間を11月末まで伸ばした。新庁舎の機能の具体方策や基本指標、必要規模、施設計画、事業計画、発注手法―を盛り込んだ基本計画素案は12月にもまとめ、パブリックコメント等を経て18年度中の成案となるとみられる。
 13年度に検討委員会から建て替えが望ましいとする提言を受けている市庁舎は、15年度に庁舎整備基本構想まで策定(担当=アールアイエー・大阪市北区)。環境施設の更新事業を優先し15〜16年度は庁内検討、17年度に公募型プロポーザルで基本計画を委託した。13年度の提言では、隣接地の施設を集約した規模約1万5000〜1万6000平方bを事業費約66〜70億円で整備する方針を提案。
 守山市の現庁舎(吉身2丁目)は延床総面積7353平方b。▽本館棟(RC造4階建、延2421平方b・昭和40年築)、▽附属棟(S造平屋建、788平方b・同)、▽新館棟(RC造3階建、延2175平方b・昭和48年築)、▽東棟(RC造3階建、延644平方b・昭和40年築)、▽南棟(S造2階建、延368平方b・平成9年築)、▽西棟(RC造3階建、延459平方b・昭和45年築)、▽大ホール(RC造2階建、延498平方b・昭和40年築)―で構成し、道路をはさんだ▽すこやかセンター(RC造3階建、延3751平方b・平成5年築)を加えると総面積1万1104平方b。駐車場は敷地内に来庁者用・公用・職員用を合わせ約220台分。06年度の耐震調査・診断で耐震補強整備が必要との方針を決定している。

提供:滋賀産業新聞