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鹿児島建設新聞
2018/09/04

【鹿児島】霧島市敷根清掃センター/基本構想・設計 策定等に1.5億円

 霧島市は、老朽化に伴う敷根清掃センターの建て替えを計画している。9月補正予算案に施設整備基本構想・基本設計等の事業費を債務負担行為に設定。限度額は1億5386万1000円で、期間は2020年度まで。可決後は早期発注に向け手続きを進める考えで、20年度の着工を見込んでおり、25年度の稼働を目指す。 

 同センターの対象地区は国分・隼人・福山・霧島・溝辺の5地区で、処理能力は162t/日(81t×2炉)。03年4月の稼働開始から15年が経過し、老朽化により修繕が必要な範囲が拡大している。 
 今後、維持補修費等が増大することが予測されるため、同市は施設更新の在り方について12年度に検討に着手。更新の方法や工事費、完成後の維持管理費など、メリット・デメリットについて検討を重ね、整備方針を決めた。 
 建設は既存施設の周辺に計画しており、7月に地元説明会を開催したほか、用地確保に向けて土地所有者へ相談を開始。新施設の規模は、将来的なごみ排出量の推移等を踏まえ今後具体化する方針で、焼却炉方式については維持管理費の軽減が見込まれることから、現在の全連続燃焼式ガス化溶融システム(キルン式)からストーカ炉に切り替える。 
 18年度は、用地取得を進めるとともに、測量や基本構想等に着手。20年度半ばにも造成に着工する見通しで、24年度の完成を目指す。 

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