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北海道建設新聞社
2018/10/29

【北海道】生徒の98%が「参考になった」高校生酸欠教育アンケート

 北海道建設業協会(岩田圭剛会長)は、2017年度に高校生を対象に実施した第1種酸素欠乏危険作業に関わる特別教育のアンケート集計結果をまとめた。受講した生徒の98%が「参考になった」と回答し、建設業への具体的な関心や就職意欲に関しては「かなり高まった」と「少しは高まった」が合わせて86%を占めた。また、建設業について自由に書く欄には「建設業は男性が多いと思うが、自分は父に憧れて土木科に入った。働いているお父さん方、頑張ってください」との喜ばしい記述もあった。
 この特別教育は、北海道建設業信用保証の道内建設業若年者育成助成を活用し、道内の工高・農高の生徒らを対象に実施しているもの。17年度は13校で実施し、生徒822人、教師20人が修了証を手にした。このうち、生徒796人が回答を寄せた。
 特別教育の理解度についての設問では「十分に理解できた」が41%、「部分的に理解できた」が58%となり、理解した生徒は合わせて99%に上った。また、この特別教育に関して「役に立つ」と「どちらかと言えば役に立つ」も合わせて99%を占めている。今後も「継続して実施してほしい」との回答は94%となっている。
 受講した感想などを自由に書く項目では「これから役に立つ場面が出てくると思うので、とてもためになりました」「地下は何もしなくても安全だと思っていたが、密室な場所は危ないと学ぶことができた」「もし自分が建設業に就かないとしても、この講習は役に立つし、有意義なものだと思いました」など肯定的な意見が大部分を占めた。
 建設業について自由に書く欄では「自分たちのような若い人が減っているので、誇りのある仕事だということを確認し、これからも勉強を頑張りたい」「女性が働けているイメージがあまりないので、もっと女性が活躍しているのが見たい」「建設業は今、若い人が不足しているそうなので、自分たちが引っ張っていきたい」など頼もしい意見もあった。
 教師に対しても同様のアンケートを実施。回答した全員が「参考になった」「理解できた」「役に立つ」「今後も継続して実施してほしい」と答えた。