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北海道建設新聞社
2018/11/02

【東京】都 神田庁舎大規模修繕へ内容検討

 東京都産業労働局は神田庁舎(千代田区)の保全計画作成作業に着手する。築後45年が経過し建物や設備の劣化が著しいため、劣化状況を詳細に調べた上で短期的に必要な取り組みと長期的な大規模修繕の内容を検討する。11月16日開札の希望制指名競争入札を経て業務を委託し、年度内に成果を得る。
 神田庁舎(千代田区内神田1ノ1ノ5)の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建て延べ4966平方b。給水設備はポンプ直送方式、給湯設備は貯湯式給湯器、排水設備は自然放流・建物外分流方式、受電設備は三相3線式6600㌾、空調設備は空冷ヒートポンプパッケージで熱源設備は個別パッケージ方式。人荷用エレベーターを2基配置している。1972年に完成した。
 建物や設備の劣化が進行し、漏水などの支障が発生している他、空調器などの故障や機能低下が指摘される設備が目立っているという。そこで、劣化状況の調査を行って大規模修繕の内容や優先順位を検討するとともに、長期保全計画を作成する。
 建築部位(躯体を含む構造、屋根、外壁など)と電気設備機器、機械設備機器の現況を調査し、施設管理者へのヒアリングを行って劣化など不具合の種類、進行の程度、規模、措置の緊急度などを確認する。
 これを基に、短期的な対策が必要な取り組みと、長期的に取り組むべき修繕・改修の内容・時期を固めていく。

提供:建通新聞社