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建通新聞社(静岡)
2018/11/02

【静岡】静岡県静岡市 新清水庁舎「PFI方式が適当」

 静岡市は、新清水庁舎建設事業について「PFI方式で実施することが適当」との当局案を示した。BTO方式(民間事業者が設計・建設・工事監理を実施した後、施設の所有権を市に移管し、維持管理・保全業務を民間事業者が担う)となるが、2018年度第4四半期に事業者選定を始め、17カ月後の20年度第2四半期に事業契約。基本・実施設計、施工の期間は31カ月間、維持管理期間を15年3カ月とし、事業期間は約18年を前提としている。
 PFI方式での実施は、事業者の創意工夫やノウハウを活用することで、市が直接実施した場合に比べ、一定程度の財政負担額の削減という定量的な効果が見込まれる。
 施設の解体・設計・建設・維持管理の効率的な実施や、品質の確保、施設利用者ニーズに対応したサービスの提供、安定的事業運営などの定性的な効果も期待している。
 財政計画の観点では、起債で施設整備費の一部を調達し一時金として支払い、残金を割賦払いとすることで、歳出の標準化が図られる。
 設計・施工期間の31カ月間は、最大延べ面積1万4000平方bとした場合。22年度下半期には新庁舎の供用開始を想定し、その後、現庁舎を解体する。
 建設場所は清水駅東口公園(清水区袖師町2001他)。
 現庁舎の所在地は清水区旭町6ノ8。敷地7680平方b、規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上9階建てPH2階付き延べ2万3345平方b。1983年に完成している。


提供:建通新聞社
(2018/11/2)

建通新聞社 静岡支社