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鹿児島建設新聞
2018/11/02

【鹿児島】知名町 庁舎建替え基本構想を策定/来年6月にも設計発注

 知名町は、庁舎建て替えの基本構想を策定し、このほど今井力夫町長に答申を行った。今後は、11月中にも基本計画検討委員会を設け、建設地や規模など具体的な審議に入るもようで、2019年3月までに計画案をまとめる。順調に進めば、同年6月にも指名競争入札で基本設計を発注する見通しだ。 
 構想では、建設候補地として現庁舎を取り壊した跡地か、文化ホール敷地内の2案を提示。新庁舎像は、バリアフリー等で誰もが利用しやすく、災害に強い施設−などを掲げた。また、求める機能として@住民目線でサービスに配慮(子ども連れが利用できる外)A備蓄倉庫B住民の憩いと交流促進が図れる(コミュニティスペース外)C来庁者の利便性に配慮(各フロアにトイレ設置外)D行政間の連携が図りやすい(窓口効率化)−などを盛り込んだ。 
 同町では、17年度に検討委員会を設置し、庁舎の現状や課題などを整理した上で同構想を策定。10月には住民説明会も実施した。次のステップとして、住民団体やNPOなどで構成する基本計画検討委を設置し、建設地の選定や整備内容の詳細をまとめる。 
 基本設計完了後には改めて住民説明会を開く方針で、来年12月ごろの実施設計発注を想定。20年度に本体に着工し、21年度の完成を目指す。 

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