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建通新聞社四国
2018/11/06

【徳島】徳島市中央卸売市場 年度末に基本構想策定へ

 全面移転を視野に施設の機能更新を検討している徳島市中央卸売市場は、本年度に基本構想の策定と移転場所の選定作業を進めている。6月に協議会を立ち上げ、施設機能について検討を進めているものの、十分な市場用地の確保は難しく移転先の選定作業は進んでいないもよう。移転場所の選定が順調に進めば10年先の2028年度の供用開始が見込まれている。
 中央卸売市場によると、市場関係者や関係機関などで構成する「市中央卸売場基本構想策定協議会」を立ち上げ、6月4日に初会合を開き基本構想の策定に向けた検討を開始。これまで主に施設に必要な機能面について検討を進めているが、建設地の選定については、十分な敷地が必要なことからあまり進んでいないとした。年度末の基本構想策定を目指しており、できれば年内にも会合(第2回会合)を開き、一度方向性を整理する考えだ。
 現市場の所在地は北沖洲4ノ1ノ38(水産物荷受所は南沖洲5ノ8ノ78)。敷地面積は10万1600平方b(水産物荷受所は2019平方b)。1973年2月に供用した中央卸売市場について、場内施設が老朽化し、また、複数の主要施設が耐震性能を満たしていないことなどから、全面移転を視野に施設更新を図ることにした。
 基本構想の策定については中央卸売市場協会が担当。移転場所の選定に当たっては、▽交通アクセスが容易▽沿岸部に近い▽市場関係者が場外に整備している施設が活用可能▽市場用地として十分な敷地−の4条件を考慮し進めている。28年度の供用開始を目指しているが、現敷地内での建て替えになる場合は33年度以降になる見通し。

提供:建通信新聞社